最近の地震で壊れたようです。
実は、ブロック塀に関する規定は建築基準法で定められているのですが、なんと昭和25年からまったく改正されておらず、基準法通りに作られた塀であっても、阪神淡路大震災では千件以上倒壊し、新潟地震では、倒れたブロック塀で死亡者も出ました。
構造的には、震度5程度しか耐えられない構造で、その程度の震度の地震でも崩壊しても不思議はないくらい弱い規定となっています。
政治家さんの中には、ブロック塀廃止法や条例を可決させようとがんばっている方もおられます。
理由は、震災の時に道路に倒れるので、救助活動の妨げになるのと、実際に死人も出ているので危険であることです。
しかし、禁止にするのは極端だと思います。配筋をもっとこまめに入れて、基礎との定着をきちんと取ればよいのです。つまり昭和25年の構造規定は改正すべきかと思います。