銀座線神田駅から末広町方面に移動する際に「万世橋」を渡ります。現在の橋は1923年に大震災で崩壊してすぐに架け直されたもので、基礎部分はさらにさかのぼり、1903年の明治時代のものと思われます。
この時代の基礎には木杭が使用されており、いまでも古い東京の橋は大部分が同様に木杭です。
その耐久性と強度は十分に立証されています。木杭の歴史は古く、イタリアのベニス(ベネチア)は全て木杭の上に建物が建てられています。
もともとそこは遠浅の海でした。
沖縄のヘノコ沖に杭の上に滑走路を浮かせる工法が話題ですが、ベニスとあまり変わりません。