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渡辺治建築都市設計事務所BLOG

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2023年 05月 27日

「椎の実子供の家」と「たまほいくえん」に関する記事をKJの6月号に掲載していただきました。

「椎の実子供の家」と「たまほいくえん」に関する記事をKJの6月号に掲載していただきました。
いつもならば、一つの建物で2〜4ページだったのですが、今回は、2つの保育園で16ページをいただきました。

二つの保育園はまさにコロナ禍で対面で打ち合わせされ、基本、実施設計、施工が行われた保育園でした。

両者での共通なことは、高齢の幹部の方たちがコロナのために同席ができなかったために、若い人たち同士で意見が交わされ、設計に反映されたことでした。
そのプロセスで、自覚、責任感なども育まれたと思います。

椎の実子供の家はプロポで選ばれた設計でしたが、早稲田大学の佐藤将之先生が関わっていて、保育士さんとのワークションがなん度も行われ、そこで保育する方々の意見が色濃く設計に反映されました。

また、日本財団から「第三の子供の居場所」の助成金を得て、地域交流スペースが設けられ、ICUの学生や地域の人たちが出入りしてこどもの居場所の運営に活発に参加する様子がみられます。

どちらも、私たちが運営者と会話しながら、子供の施設の設計を通じてつくってきた空間の集大成のような建物になりました。

「椎の実子供の家」と「たまほいくえん」に関する記事をKJの6月号に掲載していただきました。_a0103999_13244020.gif



# by osamu-w | 2023-05-27 13:23
2023年 05月 12日

横田基地横で、Yokota baseside town 最後の6棟目の建て方ができ、棟上げ式をとりおこないました。

横田基地横で、Yokota baseside town 最後の6棟目の建て方ができ、棟上げ式をとりおこないました。
タウンが完成したあかつきには、イベントをコミュニティと一緒に開催する予定です。
横田基地横で、Yokota baseside town 最後の6棟目の建て方ができ、棟上げ式をとりおこないました。_a0103999_19020754.gif



# by osamu-w | 2023-05-12 18:53
2023年 04月 17日

前日、昨年竣工した昭島市の保育園の一年点検がありました。


前日、昨年竣工した昭島市の保育園の一年点検がありました。

 普通ならば、クロスが割れているとか建具の調子が悪いなど、不具合の指摘になるのですが、いきなり園長先生から、本当に素敵な園舎ありがとう、と保育士さんや子供たちからの寄せ書きをいただき、感激しました。

子供たちはこの建物で好きな場所を描いたのだそうです。

私たちは夏の排熱換気、冬の採光採熱、そして24時間空調によって、とても省エネかつ、心地良い環境を作るようにしていて、この空間はとても心地よく気持ちが良かったと、言っていただきました。

建て替え前の園舎の1.5倍ほどの規模になったのですが、消費電気量は3分の2になったそうです。
前日、昨年竣工した昭島市の保育園の一年点検がありました。_a0103999_12294049.gif



# by osamu-w | 2023-04-17 12:28
2023年 03月 21日

今や、NHKの「ダーウィンがやってきた」のムササビでも知れる、里山教育を行う東京ゆりかご幼稚園に行ってきました。

今や、NHKの「ダーウィンがやってきた」のムササビでも知れる、里山教育を行う東京ゆりかご幼稚園に行ってきました。
ここに新築して9年、私たちはその前の園舎からのおよそ20年来の付き合いで、今回は2度目の増築の打ち合わせ。
この幼稚園は、ビオトープで、国交省大臣賞、キッズデザイン賞で里山教育をしている幼稚園としてE最優秀賞(内閣総理大臣賞)をいただいていて、2018年にはESDの教育を行っているとして、ユネスコの認定校にも認定されています。
最近、世界で初めてムササビの出産シーンを動画で記録することができ、また、NHKで放映されるかと思います。
今や、NHKの「ダーウィンがやってきた」のムササビでも知れる、里山教育を行う東京ゆりかご幼稚園に行ってきました。_a0103999_11534359.gif



# by osamu-w | 2023-03-21 11:31
2023年 01月 21日

東京都秋川にある幼稚園に行ってきました。もう30年になる付き合いです。

東京都秋川にある幼稚園に行ってきました。もう30年になる付き合いです。_a0103999_16453829.gif
東京都秋川にある幼稚園に行ってきました。もう30年になる付き合いです。
このコンクリートの増築棟も29年まえに完済した建物で、建物としては、当時同時にやっていた理化学研究所の施設とで、初めての仕事でした。
この幼稚園の建物は建築士会から奨励賞をいただき、新建築にも掲載されました。
それから温水プールが増築され、何度も改修改造を繰り返して今日の姿があります。
CADがなかった当時、スパイラル状の楕円の壁のコンパネの割り付けやコンパネの組み立て図に、途方もない時間とエネルギーがかかりました。
今は撤去しましたが、本体の園舎からの避難滑り台があり、ゲート棟から登ってきて、空中廊下をやってきて滑る巨大遊具を兼ねてました。建物を遊具として意識して設計しました。
渡り廊下のスラブはそこに増築する可能性が当初からあったので、独立柱からの点片持ち構造で、当時、一緒に事務所を借りてやっていた、森山構造事務所が、ソフトを作って、立体解析をやってくれました。
ゲート棟の立体格子のメガ構造は、本体の園舎の玄関方向を向いていて、空中廊下の下を通って雨に濡れずにバスにのらるように造られています。
コンクリートの躯体壁は、型枠コンクリートブロックで、サンドブラストや、磨きをかけて仕上げを変えながら内装を構成しています。
スイッチプレートを厚いアルミ版で特注し、かたわくぶろっくにスリットを入れて収めたり、スラブに穴を開けて、そこに電球をつけたり、特殊な収まりが随所にありました。
この建物は、小さいのですが、TOTO出版の東京建築マップに掲載されています。


# by osamu-w | 2023-01-21 16:09